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ガウランド ガウランドGowland, William

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ガウランド
Gowland, William

[生]1842. ダラムサンダーランド
[没]1922.6.10. ロンドン近郊ケンジントン
イギリスの冶金技師。ゴーランドともいう。王立化学専門学校,同鉱業学校で化学,冶金を専攻,マンチェスターで製銅業に従事。明治5 (1872) 年 10月日本政府に招聘され,大蔵省大阪造幣寮で冶金方を担当,T.キンドル帰国のあと,同寮顧問となり,貨幣鋳造事業を指導した。 1888年 10月満期解任,帰国するまでの 16年間に日本美術,金属工芸の研究のほか,各地の古墳の発掘調査を行い「日本考古学の父」と呼ばれる。飛騨越中の山間部にも足を運び,W.ウェストン以前の「日本アルプス」の命名者としても有名。職務精励の功あり勲三等授与。のち,母国で冶金学教鞭をとり,ロイヤル・ソサエティ会員となった。日本の考古学研究でも多くの論文を残し「日本古墳文化論」を著す。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

ガウランド Gowland, William

1842-1922 イギリスの冶金(やきん)技術者。
政府の招きで明治5年(1872)来日。大阪造幣寮の化学兼冶金技師となり,試験分析所や熔解所で技術指導にあたる。また古墳の研究でも知られる。飛騨山脈を日本アルプスと命名した。1922年6月10日死去。80歳。サンダーランド出身。イギリス王立鉱山学校卒。著作に「非鉄冶金学」。

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