キマワリ(読み)きまわり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キマワリ」の意味・わかりやすい解説

キマワリ
きまわり / 木廻
[学] Plesiophthalmus nigrocyaneus

昆虫綱甲虫目ゴミムシダマシ科に属する昆虫。日本各地に分布する種で森林地帯に多い。体長15~20ミリメートル。体は黒色背面には暗青色か銅色の光沢がある。後方へやや広がった舟形、背面は膨らみ、上ばねに各9条の縦溝がある。脚(あし)は比較的細く、目は、とくに雄では左右が接近している。倒木、薪(まき)に集まり5~8月に普通にみられる。幼虫褐色円筒形で、尾節は丸くてくぼむ。朽ち木や切り株の皮下にすむ。幼虫で越冬する。日本には同属の種が10種近くいる。

[中根猛彦]

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デジタル大辞泉プラス 「キマワリ」の解説

キマワリ

ゲームソフト、アニメポケットモンスター」シリーズに登場するキャラクター。たいようポケモン、「くさタイプ、高さ0.8m、重さ8.5kg。特性は「ようりょくそ」「サンパワー」、かくれ特性は「はやおき」。「ヒマナッツ」がたいようのいしで進化したもの。

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小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「キマワリ」の解説

キマワリ
学名:Plesiophthalmus nigrocyaneus

種名 / キマワリ
解説 / くち木や枯れ木に見られます。
目名科名 / コウチュウ目|ゴミムシダマシ科
体の大きさ / 16~21mm
分布 / 北海道~九州
幼虫の食べ物 / くち木

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