ムコ多糖ともいう.アミノ糖を含む一群の酸性多糖の化学的系統名.遊離状態あるいはタンパク質と結合して,結合組織や粘液に存在する.構造上はアミノ糖(グルコサミン,ガラクトサミン)とウロン酸(グルクロン酸,イズロン酸),あるいはガラクトースからなる二糖の繰り返し長鎖構造をもち,硫酸化されている場合が多い.代表的なものに,ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸,デルマタン硫酸,ヘパラン硫酸,ヘパリン,ケラタン硫酸などがある.ヒアルロン酸以外は,タンパク質に共有結合したプロテオグリカンとして生合成され,脊椎動物の軟骨をはじめとする結合組織に広く分布するが,植物界には見いだされていない.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...