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ケールロイター Kölreuter, Josef Gottlieb

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ケールロイター
Kölreuter, Josef Gottlieb

[生]1733.4.27. ウュルテンベルク,シュルツ
[没]1806.11.12. カルルスルーエ
ドイツの植物学者。植物交雑実験の開祖。ベルリン,ライプチヒ両大学のほか,テュービンゲン大学にも学び,ここで医学の学位を得た。 1761年より植物の生殖に関する一連の論文を書きはじめる。 64年からカルルスルーエ植物園の博物学教授。ドイツの R.カメラリウスが 1694年に実験により明らかにした植物が有性生殖を行うことの研究を受継ぎ,発展させる。実験材料に主としてタバコを用い,人為交雑,種間交雑など交雑実験を広範に行なって数々の発見を残した。たとえば,雑種は両方の親の性質をともに受継ぐものであり,両親の性を入替えて正逆交雑を行なっても同じ形質しか現れないこと,ある種類の植物が別の種類の植物からの花粉で幾代も受粉を重ねると,形質が次第に花粉を提供したほうの植物に似てくることを見つけ,これらの根拠に基づいて,前成説を批判した。彼の行なった交雑実験は,G.メンデルによる研究の先駆とみられている。このほか,彼は昆虫や風が受粉に重要な役割を果すのを認識していた。また,C.リンネが生殖器に着目して高等植物の分類を行なった方法を下等植物の分類に適用した。なお,彼の業績は,生存中はあまり評価されず,死後相当たってから再認識された。

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百科事典マイペディアの解説

ケールロイター

ドイツの植物学者。ベルリンライプチヒ大学等で学んだといわれる。のちカールスルーエの博物学教授。花は植物の生殖器官であり,受精によって種子が生ずること,雑種は両親の中間的性質を示すことなどを説いた。

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