コンチェルトグロッソ(その他表記)concerto grosso

デジタル大辞泉 「コンチェルトグロッソ」の意味・読み・例文・類語

コンチェルト‐グロッソ(〈イタリア〉concerto grosso)

合奏協奏曲

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精選版 日本国語大辞典 「コンチェルトグロッソ」の意味・読み・例文・類語

コンチェルト‐グロッソ

  1. 〘 名詞 〙 ( [イタリア語] concerto grosso 「大協奏曲」の意 ) 数個独奏楽器からなる小合奏群(コンチェルティーノ)とオーケストラ協奏のための楽曲バロック時代の典型的な器楽形式一つコレルリ、ヘンデルらの作品に代表される。合奏協奏曲。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンチェルトグロッソ」の意味・わかりやすい解説

コンチェルト・グロッソ
concerto grosso

「大きなコンチェルト」の意。一般に,「合奏協奏曲」と訳す。バロック時代の最も重要な器楽曲の形式の一つで,いくつかの独奏楽器から成る小楽器群 (コンチェルティーノ) と,より大きな合奏群 (リピエーノ) のための楽曲をいう。編成音色対比効果に基づく音楽で,イタリアコレリビバルディによって確立され,バッハの『ブランデンブルク協奏曲』で発展の極に達した。

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改訂新版 世界大百科事典 「コンチェルトグロッソ」の意味・わかりやすい解説

コンチェルト・グロッソ
concerto grosso

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百科事典マイペディア 「コンチェルトグロッソ」の意味・わかりやすい解説

コンチェルト・グロッソ

合奏協奏曲

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世界大百科事典(旧版)内のコンチェルトグロッソの言及

【協奏曲】より


[種類]
 協奏曲の種類は独奏楽器の数と種別によって分けられる。器楽協奏曲のうち,歴史的に最も古いのは合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソconcerto grosso)で,三つ以上の楽器を含む独奏群(これは元来〈小協奏部〉コンチェルティーノconcertinoと呼ばれた)と弦楽またはそれを主体とする合奏群(これは元来〈大協奏部〉concerto grossoと呼ばれた)とからなり,両者のあいだで音量や音色の対比が求められる。これに対して,18世紀の中ごろから主流を占めるのが単一の独奏楽器とオーケストラからなる独奏協奏曲(ソロ・コンチェルトsolo concerto)で,独奏楽器の種別に応じてピアノ協奏曲,バイオリン協奏曲,フルート協奏曲などと呼ばれる。…

※「コンチェルトグロッソ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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