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ゴイス Góis, Damião de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ゴイス
Góis, Damião de

[生]1502.2.2. アレンケール
[没]1574.1.30. アレンケール
ポルトガルの人文主義者,年代記作者。外交使節としてヨーロッパ各地におもむき,1533年からはエラスムスの知遇を得て学問に専念,34~38年パドバで学び,百科全書的知識を身につけ,P.ベンボらを知った。 48年国立公文書館の館長に任じられ,10年後公式年代記の執筆を委嘱された。『幸運王マヌエル年代記』 Crónica Felicíssimo Rei do D. Manuel (1566~67) ,『ジョアン王子年代記』 Crónica do Príncipe D. João (67) がそれで,史実に忠実であったため多くの敵をつくり異端糾問所の迫害を招く結果ともなった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ゴイス【Damião de Góis】

1502‐74
ポルトガル・ルネサンス期の人文主義者。マヌエル1世の外交官として長期にわたってヨーロッパ各地に滞在し,ルターやエラスムスらの人文主義者と親交を結んだ。1545年の帰国後もジョアン3世に仕えて各国から批判されていた香料交易独占を擁護し,また人文主義精神にあふれる《マヌエル国王年代記》(1566)を著したが,71年宗教裁判所から異端のかどで告発され,悲劇的な最期を遂げた。【金七 紀男】

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ゴイス
ごいす
Damio de Gis
(1502―1574)

ポルトガルの人文主義者、歴史家。百科全書的な知識をもち、外交使節としてヨーロッパ各国を巡り、ルター、エラスムスらと親交を結んだ。その著『マヌエル王年代記』(1566~67)の大胆率直さが貴族の憤激を買い、1572年に異端者としてバタリャ修道院に監禁された。ラテン語によるいくつかの小品のほかに『ジョアン王子年代記』(1567)がある。[濱口乃二雄]

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