精選版 日本国語大辞典 「サボア」の意味・読み・例文・類語
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フランス南東部、イタリア国境に接する歴史的地域。おもに現在のフランスのサボア県とオート・サボア県に相当する。イタリア語ではサボイアSavoia。11世紀以後サボイア(サボア)家の領地となり、1860年以後フランス領。
紀元前7世紀ごろよりケルト人が住んでいたが、前2世紀末からローマ人に占領されるようになった。5世紀にはブルグント人、6世紀にはフランク人の支配下に置かれた。9世紀末からブルグント王国に帰属し、1032年に神聖ローマ帝国領に併合された。そしてこれ以後、この地をサボイア家が治めるようになった。サボイア家は、ハプスブルク家とフランスとの対立、神聖ローマ帝国とローマ教会との対立のはざまにあって、綱渡り的な外交政策を通して生き延びた。1792年フランス軍の占領下で開かれた議会は領主制の廃止とともにフランスへの併合を決め、96年ビットリオ・アメデオ3世はこれを認めた。ナポレオン1世の没落によって、サボアはサルデーニャ王国のもとで旧体制に戻ったが、自由主義勢力は旧支配勢力と対立した。フランスへの復帰を希望する人も少なくなかった。イタリア統一運動(リソルジメント)の過程で、ナポレオン3世はサルデーニャの首相カブールから対オーストリア軍事協力と引き換えにサボアとニースの譲渡の密約を得、トリノ条約に基づく1860年の住民投票で、サボアのフランスへの帰属が決まった。第二次世界大戦ではドイツ軍に占領されたが、武装集団マキが組織され、レジスタンス運動が活発であった。
[本池 立]
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