デジタル大辞泉 「エクスレバン」の意味・読み・例文・類語 エクス‐レ‐バン(Aix-les-Bains) フランス南東部、オーベルニュ‐ローヌ‐アルプ地方、サボア県の都市。ブルジェ湖の東岸に位置する観光保養地。古代ローマ時代より温泉地として知られ、当時の浴場の遺跡がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「エクスレバン」の意味・わかりやすい解説 エクス・レ・バンAix-les-Bains フランス南東部,サボア地方のブールジェ湖東岸にある保養と温泉の町。人口2万5000(1990)。地形の影響で温暖な気候と豊富な日照を享受する。エクスは水を,バンは浴場を意味する。アルプス前山地帯の入口に位置し,療養に訪れる人は年間4万8000人とフランス最大である。ローマ時代の浴場等の遺跡が残る。ジュリー・シャルルとの邂逅でラマルティーヌに詩の霊感を与えた地である。執筆者:浜田 眞之 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「エクスレバン」の意味・わかりやすい解説 エクス・レ・バンえくすればんAix-les-Bains フランス南東部、サボア県にある保養地。ブルジェ湖の東岸に近く、人口2万5732(1999)。温泉地で、硫黄(いおう)泉を求めてリウマチ患者がやってくる。紀元前125年ごろローマ人が浴場を設立した。近代に入り1779年、サルデーニャの王のために浴場が建設されて町は復活した。ローマ人集落の遺跡は、3、4世紀のカンパニヌス門と、現在は博物館になっている寺院に残っている。16世紀の城を市庁舎にしている。詩人ラマルチーヌが、エルビールとの恋愛を歌った『瞑想(めいそう)詩集』の着想をこの地の浴場で得た。[大嶽幸彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エクスレバン」の意味・わかりやすい解説 エクスレバンAix-les-Bains フランス南東部,サボア県の町。ジュネーブ南西にあるアルプスの温泉保養地で,ブールジェ湖畔にあり,またルバール山 (1538m) へのケーブルもあって,夏冬を通じて観光・保養地となっている。硫黄泉とアルカリ泉はローマ人が開発したもの。機械,電機工業も発達。人口2万 4826 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by