ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サントメール」の意味・わかりやすい解説 サントメールSaint-Omer フランス北部,パドカレー県の町。カレーの南東約 35km,運河化の進んだアー川沿いに位置する。7世紀にオメール司教の建てた聖ベルタン修道院の周辺に形成された町で,11~12世紀にはイギリスとの交易で特権的地位を占めた。現在は紙,ガラス,セメント,リンネル製品を産し,周辺の干拓地からの果物,野菜を集散する。ノートル・ダム聖堂 (13~15世紀) ,美術館,8~16世紀の装飾写本を蔵する図書館などがある。人口1万 3692 (1982) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「サントメール」の意味・わかりやすい解説 サントメールさんとめーるSaint-Omer フランス北部、パ・ド・カレー県の都市。人口1万5747(1999)。アー川に臨む。1559年から1790年まで司教座があり、バジリカ会堂式の大寺院(13~15世紀)、城壁、市庁舎、美術館など、旧市街地には歴史的建造物が多く残る。機械、電気工業や既製服工業などの近代工業も盛ん。[高橋伸夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by