サンビセンテ(英語表記)São Vicente

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「サンビセンテ」の解説

サンビセンテ
São Vicente

ブラジル南東部,サンパウロ州南東部の都市。中心集落は州都サンパウロの南南東約 50km,狭い水路によって本土からへだてられたサンビセンテ島の南岸にあり,大西洋サントス湾にのぞむ。同国最古の町の一つで,1532年ポルトガル人によって建設され,この地方一帯のポルトガル植民地の首都とされ,植民地の主要港として,また内陸部への植民基地として発展。 1681年サンパウロへ首都が移るとともに,主要港としての地位も同島北岸のサントスに譲り,市の重要性は次第に低下。現在はおもに海浜保養地として知られ,美しい砂浜海岸がある。サントスを経てサンパウロと鉄道,道路で結ばれる。人口 25万 4718 (1991推計) 。

サンビセンテ
San Vicente

エルサルバドル中部の都市。同名県の県都。首都サンサルバドルの東南東約 50km,サンビセンテ火山北東麓の温泉・間欠泉地帯にある。 1635年建設。 1834~39年エルサルバドルの首都。穀物サトウキビ,コーヒーなどを産する周辺の農業地帯の中心地で,製糖織物縫製などの工業が立地。市街は 1936年の地震で一部破壊されたが,エルピラール聖堂をはじめとする植民地時代の建築物が保存されている。東郊には国立観光局がレクリエーション・センターとして開発したアマプラパ公園がある。幹線鉄道が通るほか,パンアメリカン・ハイウェーから分岐する道路が通じる。人口7万 414 (1987推計) 。

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