ザクセン州(読み)ザクセン(英語表記)Sachsen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ザクセン州」の解説

ザクセン〔州〕
ザクセン
Sachsen

ドイツ東部の州。州都ドレスデン。 1990年東西ドイツ統合により,旧東ドイツのドレスデン県,カルルマルクスシュタット県,ライプチヒ県の大部分,コトブス県の一部分により再構成された。北はブランデンブルク州ザクセンアンハルト州,東はポーランド,南はチェコとバイエルン州,西はチューリンゲン州に接する。エルツ山地の北側斜面を占め,州北部とライプチヒ付近は北ヨーロッパ平原に属する。州域をエルベ川とムルド川が北西流し,特にエルツ山地にエルベ川が刻む狭谷は美しく,ザクセンのスイスと呼ばれる。平原部はドイツ東部において最も肥沃な土地で,コムギなどの穀物栽培が盛ん。エルツ山地では肉牛飼育が行われ,スズ石炭を産出し,林業も重要。鉱業機械,繊維,製紙,印刷などの工業が州の経済基盤であり,州最大の都市ライプチヒでは重工業,第2位のドレスデンでは光学・電気機器工業が発達している。マイセンは磁器生産で有名。面積 1万8418km2。人口 416万8732(2010推計)。

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デジタル大辞泉「ザクセン州」の解説

ザクセン(Sachsen)

ドイツ東部、エルベ川の上・中流域の地方名。古くはドイツ北部のライン川とエルベ川の間にあったゲルマンの一部族サクソン人の居住地をさし、919年ハインリヒ1世がそこにザクセン王家を開いた。ラテン語名サクソニア。
ドイツ東部の州。州都はドレスデン。チェコ、ポーランドと国境を接し、ウィーン会議以後のザクセン王国とほぼ同じ領域にあたる。1949年から1990年まで旧東ドイツに属し、工業化が進められた。主な都市として、州都ドレスデンのほか、ライプチヒケムニッツがある。ザクセン自由州。

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