シャプタル(英語表記)Chaptal, Jean Antoine Claude

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シャプタル
Chaptal, Jean Antoine Claude

[生]1756.6.5. ロゼール,ノジャレ
[没]1832.7.30. パリ
フランスの応用化学者,化学企業家,政治家。モンペリエ大学医学部卒業 (1777) 後,パリで化学を学ぶ。モンペリエ王立科学協会会員 (77) 。モンペリエ大学化学講師を経て教授 (95) 。一時パリのエコール・ポリテクニクの応用化学教授 (95) 。科学アカデミー化学部門会長 (1803~04) 。産業振興協会会長 (01) 。ナポレオン時代に内相 (01~04) ,王制復古後も農・商・工業相 (15) として各種産業の振興,技術教育の整備,拡充に尽力。早くから国益のための化学産業の振興とそのための基礎研究を重視,みずからもいちはやく A.ラボアジエの新理論を受入れ,それに基づいた硫酸製造過程の改良をはじめとして各種の酸製造,醸造 (ぶどう漿液に砂糖を加え発酵を促す方法は彼の発明によるもので,「シャプタリザシヨン」と呼ばれる) ,ミョウバン製造 (その基本組成の研究と国産化の実現) ,火薬,肥料,染料,紙の塩素漂白,その塩素製造など,当時の重要な化学産業のほとんどすべての部門に,理論家,技術者,企業家,政策者として多大の貢献をなし,近代的応用科学,科学政策の基礎を築いた。

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精選版 日本国語大辞典の解説

シャプタル

(Jean-Antoine Chaptal ジャン=アントワーヌ━) フランスの化学者、政治家。伯爵。明礬(みょうばん)製造法、および木綿染色法の発明者。百日天下のナポレオン一世の下で農商大臣をつとめ、フランス資本主義確立期における産業技術開発に貢献。(一七五六‐一八三二

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