出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…両側に鋸歯があり,木の根も切れる高級品もある。(f)シャベル 畑を起こし土の移動に不可欠で,くわ,すきがなくてもこれだけは用意したい。刃先を傷めぬように使用後は釘に掛けておくこと。…
…柄と刃床との関係はさまざまで,柄の下端の同じ木部を幅広い板状に加工したもの,石や木製などの板状の刃を柄に結びつけたもの,鉄製の刃床の上端中央に円筒形のさし込み穴があり,そこに柄を装着したものなどがある。最初のタイプは掘棒に最も近い鋤であり,スコップ(シャベル)は最後のタイプに属する。刃床が幅広になっているのは掘りおこす土の量を大にするためであると同時に,刃床の肩に足をかけて力を加え,鋤を土中に押し込むのを容易にするためである。…
…硬土盤や軟岩に対してもっとも強力な掘削力を有する建設機械であり,主として,機械台を設置した地面より高い地山の切取り作業に用いられる。日本では通常,人力で掘削する手持ちの掘削道具はシャベルと呼び,パワーショベルをパワーシャベルということも多い。1837年,アメリカで蒸気機関を取り付け,約180度旋回できるものを製作したのが最初といわれ,その後,キャタピラ式走行機構が採用され,掘削機構も360度旋回できる構造のパワーショベルが出現した。…
※「シャベル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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