シンドバッド(その他表記)Sindbad

翻訳|Sindbad

デジタル大辞泉 「シンドバッド」の意味・読み・例文・類語

シンドバッド(Sindbad)

アラビアンナイト」に登場するバグダード豪商。7回にわたる航海で体験した多く冒険の話をする。船乗りシンドバッド。

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精選版 日本国語大辞典 「シンドバッド」の意味・読み・例文・類語

シンドバッド

  1. ( Sindbad ) 「アラビアン‐ナイト」に登場するバグダッドの裕福な船乗りの名。七回大航海に出て、怪鳥ロックや人にとりつく老人などに出会う。船乗りシンドバッド。

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改訂新版 世界大百科事典 「シンドバッド」の意味・わかりやすい解説

シンドバッド
Sindbad

千夜一夜物語》の主人公の一人。アラビア語で正しくはシンドバードal-Sindbād。ペルシア湾からインド洋を股にかけ,7回の波乱に富んだ大航海を行い,イラク南部の故郷バスラでその海の冒険譚を周りに集まった人々に語り聞かす設定になっている。もともとは独立したインド起源の〈シンドバード物語〉としてあったものが,潤色されて《千夜一夜物語》の中に組み込まれたものといわれる。当時のバスラを中心とした海の交易ムスリム商人の活躍ぶりを反映している。
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百科事典マイペディア 「シンドバッド」の意味・わかりやすい解説

シンドバッド

千夜一夜物語》に登場するバグダッドの豪商。7回の航海に出たので〈船乗りシンドバッド〉と呼ばれた。故郷に帰ってその冒険譚を語る。ロック鳥に連れ去られたときダイヤモンドの谷を発見したのはその冒険の一つ

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世界大百科事典(旧版)内のシンドバッドの言及

【ブズルグ・ブン・シャフリヤール】より

…同書はインド洋からシナの海を航行するムスリム商人,船乗りたちの報告に基づきアラビア語で書かれ,135の独立した物語,奇談が収められている。この中には《千夜一夜物語》中の船乗りシンドバッドの航海談の原形ともみられる伝説や,かなり荒唐無稽な物語も含まれるが,当時の航海のようすやインド洋の島々,アラビア半島,東部アフリカの姿を知る上で示唆に富む。【佐々木 淑子】。…

※「シンドバッド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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