シーズ(その他表記)seeds

デジタル大辞泉 「シーズ」の意味・読み・例文・類語

シーズ(seeds)

《seedの複数形》
たね。実。
草の実を粒のまま乾燥させた香辛料キャラウェーシーズ・フェンネルシーズなど。
もと原因根源
顧客の求めるニーズ(needs)に対して、企業が新しく開発、提供する特別の技術材料のこと。新製品の開発では、ニーズとシーズのバランスが重要となる。

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精選版 日本国語大辞典 「シーズ」の意味・読み・例文・類語

シーズ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] seeds )
  2. 種。実。特に、草の実を粒のまま乾燥させた香辛料。キャラウェイシーズ、フェンネルシーズなど。
  3. 製品開発などで、研究上の必要から生み出されるもの。消費者側の要求であるニーズに対していう。

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マーケティング用語集 「シーズ」の解説

シーズ

ビジネスの「種」のこと。企業がもつ「技術、ノウハウアイデア人材設備」など。
顧客視点での商品開発がニーズを重視するのに対し、生産者志向の商品開発で重要視されるのがシーズです。消費者が満たされた状態にある現代市場においては、ニーズ志向(消費者志向)のマーケティングが中心となっているが、新しい市場を創出し、その市場の中でリーダとして長期にわたるポジションを確保する商品は、シーズ志向で生み出された商品が非常に多といえます。ただし、シーズ志向での商品開発を行う場合でも、常に消費者を視野に入れた開発が必要で、ニース志向以上にマーケティングの重要性は高いといえます。

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