ジャン・ルイ トランティニャン(英語表記)Jean-Louis Trintignant

現代外国人名録2016 の解説

ジャン・ルイ トランティニャン
Jean-Louis Trintignant

職業・肩書
俳優,映画監督

国籍
フランス

生年月日
1930年12月11日

出生地
ヴォクリューズ県ブロラン

受賞
ベルリン国際映画祭男優賞(第18回)〔1968年〕「L’Homme qui ment」,カンヌ国際映画祭主演男優賞(第22回)〔1969年〕「Z」,ヨーロッパ映画賞男優賞(第25回)〔2012年〕「愛、アムール」,セザール賞最優秀主演男優賞(第38回,2012年度)「愛、アムール」

経歴
法律学校を卒業後、20歳の時パリに出て芝居に魅せられる。1951年「真夏の夜の夢」で初舞台を踏み、’55年「空と海の間に」で映画デビュー。ロジェ・ヴァデイムに見出され、「素直な悪女」(’56年)、「危険な関係」(’59年)で好演。’66年アヌーク・エーメと共演した「男と女」で一躍注目を集める。’69年「Z」でカンヌ国際映画祭男優賞受賞。’72年「Une Journée bien remplie(忙しい一日)」で監督デビュー。他の主な映画出演作に「恋びと」(’67年)、「L’Homme qui ment(消される男)」(’67年)、「女鹿」(’68年)、「暗殺の森」(’70年)、「狼は天使匂い」(’72年)、「日曜日が待ち遠しい!」(’82年)、「男と女Ⅱ」(’86年)、「バンカー・パレス・ホテル」(’89年)、「トリコロール/赤の愛」(’94年)、「愛する者よ、列車に乗って」(’98年)、「Janis et John」(2003年)、「Galilée ou L’amour de Dieu」(2005年)、「愛、アムール」(2012年)、監督作品に「泳ぎの達人」(1978年)などがある。プロデュース作品も多い。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

ジャン・ルイ トランティニャン
Jean-Louis Trintignant


1930.12.11 -
フランスの男優。
ヴォクリューズ県ブロラン生まれ。
法律学校卒業後、芝居に魅せられ20歳の時パリに出る。演技踊りをシャルル・デュランについて修行し、1956年ロジェ・ヴァディム監督の「素直な悪女」で認められる。その後’66年大ヒットした「男と女」で彼の人気は不動のものとなる。彼の人気は繊細さ、優しさ、知性に加え社会的発言や行動に対する尊敬や信頼によるもので、’68年「Z」でカンヌ映画祭主演男優賞を受賞。私生活では「素直な悪女」で共演したブリジット・バルドーと同棲した後、ナディーヌと結婚。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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