バルドー(英語表記)Bardot, Brigitte

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バルドー
Bardot, Brigitte

[生]1934.9.28. パリ
フランスの映画女優。 1950年代初めから映画に出ていたが『素直な悪女』 (1956) で世界的スターとなり,以後反道徳的な役柄と性的魅力で人気を得た。主演作品『気分を出してもう一度』 (59) ,『真実』 (60) ,『私生活』 (61) ,『ラム大通り』 (71) 。

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百科事典マイペディアの解説

バルドー

フランスの俳優。パリ生れ。雑誌のカバー・ガールとして活動中にR.バディムと出会い,結婚(のち離婚)。R.クレール監督《夜の騎士道》(1955年)をへて,夫バディム監督の《素直な悪女》(1956年)で爆発的な人気を得る。1950年代から1960年代のセックス・シンボルとしてBB(ベベフランス語で〈赤ちゃん〉の意味を兼ねる)の愛称で親しまれた。演技ではなく肉体の存在感によって強烈な個性を発揮し,私生活でも話題を提供。ほかにM.ボアロン監督《気分を出してもう一度》(1959年),J.コクトー監督《オルフェの遺言》(1960年),L.マル監督《私生活》(1962年),J.L.ゴダール監督《軽蔑》(1963年)などに出演。バディム監督《ドン・ファン》(1973年)を最後に引退した後は,動物愛護運動に専念している。
→関連項目クルーゾ

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世界大百科事典 第2版の解説

バルドー【Brigitte Bardot】

1934‐
フランスの映画女優。〈ベベ〉(姓名のイニシャルをならべた略称B.B.に赤ちゃんの意を含む)の愛称で親しまれ,戦後のフランスのみならずヨーロッパ最大の〈セックス・シンボル〉となった。パリの裕福なブルジョアの娘で,モデルから映画界入り。おしりまるだしの天真らんまんな女,肩から背中まで垂れた洗いざらしのブロンドの髪をなびかせ,太陽の下に惜しげもなく裸体をさらして裸足で闊歩(かつぽ)する自由奔放な女,妖婦と幼児あるいは背徳と無邪気が背中合せになっている素直な悪女,というベベのイメージをつくり上げたのは,彼女の夫で当時まだまったくの新人監督だったロジェ・バディムRoger Vadim(1928‐ )と新時代の息吹をいち早く感じて〈ヌーベル・バーグ〉を先取りしたプロデューサーのラウール・レビRaoul Lévy(1922‐66)で,マリリン・モンローがブロンドで成功した例にならってブルネットのベベの髪をブロンドに染めさせ,肉体とセックスをカラー・シネマスコープの画面いっぱいに描き出すという冒険を試み,世界中に衝撃を与えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バルドー
ばるどー
Brigitte Bardot
(1934― )

フランスの映画女優。パリ生まれ。ブルジョア家庭に育ち、バレエや演劇を学ぶ。雑誌のモデルをしているときにフランスの映画監督ロジェ・バディムにみいだされ映画界入りし、1953年に彼と結婚(1957年離婚)。何本かに端役出演し、1956年にバディムの第一作『素直な悪女』に主演、そのコケティッシュな容貌(ようぼう)と大胆なセックス・アピールで一躍世界的なスターとなる。以後『可愛(かわい)い悪魔』(1958)、『私生活』(1961)、『軽蔑(けいべつ)』(1964)、『ラムの大通り』(1970)など多くに主演、B・B(ベベ)の愛称で一時代を画した。男性遍歴でも話題をまいたが、1974年以降は引退宣言を出して動物愛護の運動に専念している。[村山匡一郎]

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