ジャージー(英語表記)jersey

翻訳|jersey

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジャージー
jersey

狭義にはメリヤス地の総称広義にはメリヤス風織物も含まれる。メリヤス地は丸編機または縦編機で紡毛糸梳毛 (そもう) 糸,綿糸,絹糸化繊糸を用いて編み,縮絨 (しゅくじゅう) 仕上げをしたなめらかな編み地で,伸縮性,柔軟性に富み,紳士婦人・子供服,スポーツウエアなどに用いる。メリヤス風織物は,撚 (よ) り方向の異なった純毛単糸を1本おきに使い,軽く絨してメリヤスの風合いを出す。繊維は羊毛,人造繊維を用い,平織または平織と他の組織を併用する。名称は,イギリス海峡ジャージー島で,古くから用いられた漁民用衣類の布地に由来している。

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デジタル大辞泉の解説

ジャージー(jersey)

メリヤス編みの布地。細いうねがあって柔らかく、伸縮性に富む。
1の布地を使った、ラグビーなどで着用するユニホーム。また、一般に運動着のこと。ジャージ。
家畜の一品種。英国のジャージー島の原産。小形の乳牛で、乳汁脂肪が多くバター製造に適する。

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百科事典マイペディアの解説

ジャージー

編み目の細かいメリヤス地およびそれに似た外観をもつ織物。本来は英国ジャージー島産の毛糸編物であった。近年は羊毛に限らず化学繊維,綿なども用いる。編物甘撚(あまより)糸で柔軟に編む。織物は右撚糸と左撚糸を交互に経緯(たてよこ)に織り込み平織としたもので表面に(うね)を出す。ともに軽く伸縮性に富むので,婦人・子ども服,セーター下着,運動服などにする。

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世界大百科事典 第2版の解説

ジャージー【jersey】

裁断・縫製してつくる外衣用に用いるメリヤス生地の総称。イギリス海峡のジャージー島で17世紀以来つくられてきた漁夫のシャツに由来する。それ以前からこの島のニット衣服はイギリスやフランスで評判になっていたという。19世紀にはフットボールなどのスポーツに,また登山ゴルフにとり入れられていった。ジャージーは大別して,シングル・ジャージーとダブル・ジャージーに分類される。シングル・ジャージーとはおもに平編を基本とし,この変化組織を含めた編地であり,ダブル・ジャージーとはおもにゴム編,インターロック(両面,スムーズともいう)を基本とし,この変化組織を含めた編地をいう。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ジャージー

〘名〙 (jersey)⸨ジャージ⸩
① (イギリス海峡のジャージー島の漁夫用衣料に用いられていたことによる) メリヤス地の総称。毛、綿、絹、化繊などの糸を用いて編み、縮絨(しゅくじゅう)仕上げをほどこしたもの。軽く伸縮性がある。セーター、ドレス、スーツ、コートなど広く用いられる。また、この編み地に似せて織られた布地を呼ぶことがある。
※三界(1948)〈田宮虎彦〉「このジャージイをのぞいてはすべてを売りつくして了っていた」
② ①を使った運動着。特に、ラグビーのユニホームのシャツ。〔モダン辞典(1930)〕
③ (Jersey) 乳牛の品種。イギリスのジャージー島原産で、小形だが、脂肪分の多い乳を出し、バター用の原料乳としてすぐれる。

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