出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ヨーロッパ北西部、フランスのノルマンディー半島西部沖合いに連なるイギリス領の島々。面積194平方キロメートル、人口13万2724(1981)。主島ジャージー島以下、ガンジー島、オルダーニーAlderney島、サークSark島、その他の小島からなる。中心地はジャージー島のサンテリエSt. Hellier。オルダーニー島や都市部にはイギリス系住民が多く英語が話されるが、農村部や小島にはノルマン系フランス人も多く、ジャージー島ではフランス語が公用語となっている。乳用牛のジャージー、ガンジー両種はこの地の原産で、純血種の保存が図られている。酪農が主産業で、各種のウシの品種改良が進んでいる。また、メキシコ湾流に洗われ、四季を通じて温暖なため園芸農業にも適し、花や野菜類の促成栽培が盛ん。生産物はイギリス本土に送り出される。洞窟(どうくつ)住居跡などの先史遺跡、ローマ時代、ノルマン時代の遺跡が多く、風光に恵まれたイギリス最南端の地であるため、観光地としての発展も目覚ましい。
10世紀にノルマンディー公国の所有となり、ノルマンのイングランド征服によってイギリス領となった。フランス王フィリップ2世のノルマンディー没収(1204)の際もイギリス王ジョンの支配下に残り、14世紀にはフランスが主権回復をねらうが成功しなかった。第二次世界大戦中の1940~1945年ドイツ軍が占領。
[小池一之]
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