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ステフィン

百科事典マイペディアの解説

ステフィン

オランダの数学者,物理学者技術者。生地ブルッヘの市庁に勤め,のちオランダ軍の経理総監となる。十進小数の理を説いて(1585年)普及に努め,力の合成の法則を確立,力の平衡条件を明らかにし,液体内の圧力が液面からの深さだけできまることを発見。

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世界大百科事典 第2版の解説

ステフィン【Simon Stevin】

1548‐1620
オランダの数学者,科学者。ブリュージュの生れ。1581年にライデンに移り,83年にオランイェ公マウリッツの教師となり,マウリッツが総督職についてからはその顧問官となる。数学では十進法の小数記法の体系を確立する一方,物理学では静力学および流体静力学の諸法則を発見して多くの著作をのこした。ガリレイに先立ち,グロティウスの父とともにデルフトの教会の塔で物体の落下実験を行っている。また風車による排水方法を改良して治水学の分野でも研究をのこしている。

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世界大百科事典内のステフィンの言及

【記数法】より

… 1より小さい数を表すのにわれわれは十進小数を使っている。小数そのものは,メソポタミア,中国で古くから使われていたが,オランダのステフィン(ステビンともいう)Simon Stevin(1548‐1620)は統一的に十進小数を使うべきことを主張し,それを広めた。彼は,〇で囲んだ数字で小数の位取りを示し,現代の21.4142を21⓪4①1②4③2④で表した(運算のときは,⓪①②③の位置を変えた)。…

【エネルギー】より

…このこと,すなわち機械は仕事を伝達するものであって生みだすものではないということもレオナルド・ダ・ビンチの時代にははっきり認識されていた。例えば,S.ステフィンはこれを自明のこととして用いて,力の合成の平行四辺形則を証明している。 しかし,エネルギーの概念の萌芽となった運動エネルギーに関する考察を初めて試みたのは,やはりG.ガリレイであった。…

【記数法】より

… 1より小さい数を表すのにわれわれは十進小数を使っている。小数そのものは,メソポタミア,中国で古くから使われていたが,オランダのステフィン(ステビンともいう)Simon Stevin(1548‐1620)は統一的に十進小数を使うべきことを主張し,それを広めた。彼は,〇で囲んだ数字で小数の位取りを示し,現代の21.4142を21⓪4①1②4③2④で表した(運算のときは,⓪①②③の位置を変えた)。…

【度量衡】より

…また,古代インドの量の場合のように,四進法が強調されていた例もある。 数の表現が十進法に集約された経緯から考えれば,度量衡(とくに,既述の倍量・分量の構成)についても十進法が早くから導入されていてよかったはずなのだが,西欧での事態の推移は意外に緩慢であって,正しい認識が得られたのは,オランダの学者S.ステフィンの著書《10分の1についてDe thiende》(1585)以後のことに属する。ところが,中国(およびたぶんモヘンジョダロ)では,古くから度量衡にも十進法が採用されていた(秦の始皇帝が6尺を1歩としたときの6は,陰陽五行説に基づくものであって,例外と考えるべきであろう)。…

※「ステフィン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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