精選版 日本国語大辞典「スプリング」の解説
スプリング
〘名〙 (spring)
※青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「紺の浮織のスプリング仕立の吾妻コートの裾から」
② ばね。弾機。
※舶用機械学独案内(1881)〈馬場新八・吉田貞一編〉後「〔チ〕は隔心器にして〔ト〕なる車軸に固着し、其項部に針金或は綱を取附け、其一端は弾機(スプリング)に結着す」
※日本脱出記(1923)〈大杉栄〉入獄から追放まで「ちょっと腰をかけて見てもスプリングは可なりきいてゐた」
③ 「スプリングコート」の略。
※恋人よ我に還れ(1951)〈井上友一郎〉灯を追って「真新らしいシルバア・グレーのスプリングを、シャキリと着て」
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