コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

スモルコフスキー Marian von Smoluchowski

2件 の用語解説(スモルコフスキーの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

スモルコフスキー【Marian von Smoluchowski】

1872‐1917
ポーランド物理学者。成長期をウィーンで過ごし,1890‐95年の間,ウィーン大学のJ.シュテファンやF.エクスナーの下で学んだ。その後,パリ,グラスゴーベルリンの各地で研究し,99年からリボフ大学で職に就いた。1900年ころからブラウン運動についての研究を始め,A.アインシュタインとは独立に,熱分子運動論に基づく理論を展開,とくにブラウン運動が熱力学の第2法則に反することを指摘し,この法則の確率的性格を強調した。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スモルコフスキー
すもるこふすきー
Marian von Smoluchowski
(1872―1917)

ポーランドの物理学者。オーストリアの生まれ。ウィーン、パリ、グラスゴーの各大学で学んだ。1897年ベルリン大学に務めたのち、1900年ウクライナのレンベルク大学理論物理学教授、1913年ポーランドのクラクフ大学実験物理学教授となった。1906年アインシュタインと独立にブラウン運動の理論を築き、その発展に努力した。これによって分子熱運動の実験的検証を可能にし、原子観の確立に寄与するとともに、統計力学の発展を促した。気体、液体内部の温度や密度のゆらぎ現象を研究し、臨界タンパク光の現象を理論的に解明(1907)、またレイリーの青空の理論(空の青さを説明する理論)を実証した。ほかに疎水コロイド粒子の凝結に関する理論(スモルコフスキーの凝結速度式)がある。[常盤野和男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のスモルコフスキーの言及

【ブラウン運動】より

… ブラウン運動の理論はさらに,確率過程の例題として,より美しい数学的形式にみがき上げられていく。ポーランドのM.vonスモルコフスキー,ドイツのフォッカーAdriaan Daniël FokkerおよびM.プランク,フランスのP.ランジュバンによって発展され,さらにのちにはN.ウィーナーにより確率過程の数学の一部門にもなっていく。フォッカー=プランクの方程式は微粒子の位置と速度の確率分布関数がみたすべき方程式であり,ランジュバン方程式は微粒子の運動方程式で,速度の減衰項や外力(重力)のほかに,ランダム・ノイズとしてのゆらぐ力を含んでいる。…

※「スモルコフスキー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

スモルコフスキーの関連キーワードキュリータムポーランド回廊ポーランド語ポーランド分割ラマンローラー宇宙物理学岩石物理学阪東宏

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone