スロースリップ(その他表記)slow slip

デジタル大辞泉 「スロースリップ」の意味・読み・例文・類語

スロー‐スリップ(slow slip)

地球表面を構成するプレート境界面において、プレートがゆっくりと滑って移動する現象スロー地震一種。ごく小規模な地震が数日間続く短期的スロースリップと、1年から数年程度続く長期的スロースリップに分類される。この移動が一気に起きるとプレート境界地震になる。プレートどうしが強く固着した、アスペリティーと呼ばれる領域以外で生じていると考えられている。ゆっくり滑り。スロースリップイベント

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共同通信ニュース用語解説 「スロースリップ」の解説

スロースリップ

プレート(岩板)境界や断層が揺れをもたらさないまま、ゆっくりとずれ動く現象。発生期間は数日間から数年間と幅がある。ずれた部分のひずみは減るが、周辺は逆にひずみがたまり、地震が起きやすくなると考えられている。防災科学技術研究所(茨城県つくば市)によると、千葉・房総半島沖では2~7年の間隔でスロースリップが起き、陸側と海側のプレート境界が約1週間で10センチほどずれ、群発地震を誘発しているとされる。

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