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スローライフ

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

スローライフ

スローライフとは「人生をゆったりと楽しもう」という考え方バブル経済以降、日本では企業、文化、生活全般においてスピード化が進み、効率的ものがよいとされる傾向が強くなっている。だが、欧州の生活のように、日本でも人生をゆったりと楽しもうという考え方が「スローライフ」という言葉とともに提唱された。スローライフは地方に根付くゆったりした生活を肯定し、会社においても有給休暇の完全消化、「残業ゼロ」によって生活にゆとりを持たせようという姿勢をもつ。「スローライフ」の発祥は、イタリアで、ファーストフードに対抗して設立されたスローフード協会の運動が生活全般に広がったものだといわれている。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スローライフ
すろーらいふ

時間に追われずに、余裕をもって人生を楽しもうという概念、あるいはこの概念に沿った生活様式をさす。slow life和製英語。仕事に明け暮れ、車や飛行機での移動で時間を節約し、食事さえもファーストフードですまそうという大量生産・大量消費社会モータリゼーション社会への反省から生まれた考え方。環境問題と関連づけて論じられることが多く、興味をもつ人々の増加とバブル経済崩壊後の低成長時代の気運とも相まって、スローライフ概念を販売や広告戦略に取り入れる企業が相次いでいる。
 ファーストフード店の進出に対抗し、イタリア北部ピエモンテ州の小村ブラBraで1986年に始まった伝統食や持続的農業を守ろうという「スローフード運動」が起源とされる。単に食だけでなく、居住地(田舎への移住)、交通手段(自転車や徒歩の奨励)、教育(環境や食育の重視)、街づくり(郊外開発ではなく中心街の活性化)など生活を取り巻く環境全般を見直し、利益・効率重視から暮らしや生きがい尊重へと切り替えようという発想に基づいている。日本で始まった概念とされ、2000年代なかばに非営利活動法人スローライフ・ジャパンや日本スローライフ学会などが相次いで設立された。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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