スローン・デジタル・スカイサーベイ(読み)すろーんでじたるすかいさーべい(英語表記)Sloan Digital Sky Survey

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スローン・デジタル・スカイサーベイ
すろーんでじたるすかいさーべい
Sloan Digital Sky Survey

可視光で全天の約4分の1の領域を観測して宇宙の三次元地図を作成するプロジェクト。略称SDSSスカイサーベイとは、天空の一定の地域を詳細に観測する掃天観測のことをいう。SDSSは、米欧の研究機関と日本参加グループ(東京大学、国立天文台など)が共同で進めている銀河の広域撮像分光サーベイである。アメリカ合衆国ニューメキシコ州のアパッチポイント天文台にあるSDSS専用の口径2.5メートルの反射望遠鏡を使い、五つの可視光のバンドで撮像して2005年までに2億個以上の天体の位置と明るさを測定した。そのなかから約100万個の銀河と約10万個のクエーサーについては分光観測を行い、赤方偏移を求め、詳細な宇宙の三次元地図を作成した。

 2011年(平成23)時点で、銀河系の進化を調べるための銀河系内の星の観測、さらに広い範囲を観測するサーベイ、宇宙膨張を研究するための超新星サーベイの三つのプログラムが進められている。観測結果は、研究および教育用に公開されている。なお、スローンとは研究資金援助を行ったアルフレッド・P・スローン財団の名称による。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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