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セスジムシ Rhysodes crassiusculus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

セスジムシ
Rhysodes crassiusculus

鞘翅目セスジムシ科。体長7~8mm。体は黒褐色,細長い円筒状で,頭部は小さく,Y字形の溝をもつ。触角は短くじゅず状で,複眼は突出する。前胸は長卵形で背面に3条溝がある。上翅はあらい点刻のある条溝をそなえ,両側はほぼ平行する。肢は短い。北海道,本州に産し,枯れ木の樹皮下に穿孔して生活する。なお,セスジムシ科 Rhysodidaeはゴミムシ科に近縁の小さな科で,日本産は約7種が知られているが,いずれもよく似ている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

セスジムシ
せすじむし / 背条虫

昆虫綱甲虫目セスジムシ科Rhysodidaeに属する昆虫の総称。世界各地の森林地帯に分布し、およそ200種ほどが知られ、日本からは10種記録されている。小さく細形の堅い甲虫で、頭胸背面には深い縦溝があり、上ばねにも条溝か強い点刻列がある。触角は短く数珠(じゅず)状。色は赤褐から黒褐色、光沢がある。成虫も幼虫も朽ち木にすみ、動作は鈍い。日本で多いのはトビイロセスジムシRhysodes comesとホソセスジムシYamatosa niponensisで、いずれも朽ち木の皮下にみられるが、他の種は少ない。[中根猛彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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