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セルボーン Selborne

世界大百科事典 第2版の解説

セルボーン【Selborne】

イギリス南部,ハンプシャーの小村。オールトンの町の南方8km。ここに生まれ,生涯の大半をこの地で過ごした牧師ホワイトGilbert White(1720‐93)の《セルボーンの博物誌》(1789)で有名。彼はこの書で草木や鳥魚の行動などを正確に観察し,自然に対する無限の愛着を示した。ホワイトの家は現在も残っており,ギルバート・ホワイト博物館と図書館になっている。現在も200年前と変わらない牧歌的な状況が周囲に見られる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のセルボーンの言及

【ホワイト】より

…イギリスの牧師,博物学者。ロンドンの南西約80kmに位置する生地セルボーンで牧師補をつとめながら自然の観察に熱中し,その成果を約20年間にわたり書簡の形で博物学者ペナントThomas Pennant(1726‐98)らに報告し続けた。これらの書簡をまとめた著作《セルボーン博物誌》(1789)は,美しい文体と鋭い観察眼とを兼ね備えた自然史文学の古典であり,また政争から身を引き自然に遊ぶ隠棲者の随想としてもI.ウォールトン《釣魚大全》と双璧を成す。…

※「セルボーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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