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ソクシンラン Aletris spicata (Thunb.) Franch.

世界大百科事典 第2版の解説

ソクシンラン【Aletris spicata (Thunb.) Franch.】

山麓の明るい草地や路傍に多いユリ科多年草(イラスト)。花茎には縮れた白毛を密生し,粉をふいたように見える。花茎は高さ10~30cmで,根生する線形の多数の葉の間から1本出る。和名の〈束心蘭〉は葉の束の中心から花茎が出る性質にちなんだものといわれている。花は穂状花序に多数つき,花被片は長さ2~3mmで,6枚が合着して筒状となる。茎と同様に縮れ毛を密生する。根は薬用とされ,咳止めに効用があるといわれる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ソクシンラン
そくしんらん / 束心蘭
[学]Alteris spicata (Thunb.) Fr.

ユリ科の多年草。地下茎は短く、細い根を多数出す。葉は根際から多数出て、長さ30センチメートル、淡緑色、質はやや堅く、3本の脈がある。花茎は縮れた毛があり、直立して高さ30~70センチメートルで、線形の小さい包葉をまばらにつける。花は4~7月、穂状花序につき、筒状で長さ5~6ミリメートル、淡紅色を帯びた白色で、表面には白い縮れた毛がある。山野の草原に生え、関東地方南部以西の本州から沖縄および朝鮮半島、中国大陸に分布する。[河野昭一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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