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タイトジャンクション

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栄養・生化学辞典の解説

タイトジャンクション

 密着結合,密着帯,閉鎖帯ともいう.細胞間を強く結合する装置で,特に腸管上皮の吸収細胞間に顕著にみられる.この装置のために,腸では細胞外からの無差別な吸収が防がれていると考えられている.

出典|朝倉書店
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デジタル大辞泉の解説

タイト‐ジャンクション(tight junction)

隣り合う上皮細胞を強固に接着する構造。細胞の隙間をふさぎ、体内の水分の蒸発や体外からの異物が侵入を防ぐ役割を果たす。密着結合。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タイトジャンクション
たいとじゃんくしょん
tight junction

隣り合う上皮細胞内皮細胞などの細胞間の結合および接着構造、すなわち生体内で物質(分子)の通り抜けを防いでいるバリア。TJと略し、「タイト結合」「密着結合」「閉鎖結合」あるいは「密着帯」「閉鎖帯」ともよばれる。ヒトの体内の細胞どうしは互いに密着して結合している。タイトジャンクションはその細胞間のすき間をふさぎ、外部からの異物の通り抜けを阻止し、また器官内の溶液が漏れ出ないようにするタイト(強固)なバリアの役割を果たしている。消化器系や血管系および気管系などでよく発達しており、皮膚の表皮細胞でもみられる。強固とはいっても各器官の働きにあわせて結合の程度は強いものから弱いものまでさまざまで、分子の通過をまったく阻止するように密着している場合や、大きな分子の通過は阻止するものの小さな分子は選択的に輸送されるように結合している場合もある。炎症性疾患や癌(がん)にかかると、このタイトジャンクションの結合が弱くなり、浸潤や転移などを伴って悪性度が高まることが知られている。また、消化管などで細胞のタイトジャンクションが緩むと、細胞外からの分子の通過を阻止できなくなり炎症性腸疾患などの悪性化が進行する。[編集部]

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