タデ原湿原(読み)タデワラシツゲン

デジタル大辞泉 「タデ原湿原」の意味・読み・例文・類語

たでわら‐しつげん〔たではら‐〕【タデ原湿原】

大分県玖珠くす九重ここのえ町にある湿原九重くじゅう火山群北側(標高1000メートル付近)に位置し、火山地形扇状地形成。平成17年(2005)、坊ガツルとともにラムサール条約に登録された。

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百科事典マイペディア 「タデ原湿原」の意味・わかりやすい解説

タデ原湿原【タデわらしつげん】

大分県九重町,くじゅう連山内の扇状地に形成された湿原。三俣山の北西山麓に位置し,ビジターセンターや散策のための木道が整備されている。一帯長者原とも呼ばれ,すぐそばを九州横断道路(やまなみハイウェイ)が通じていてくじゅう連山の観光・登山拠点となっている。南西部にはわが国屈指の冷泉として知られる寒ノ地獄温泉(硫黄泉)が湧く。春先には森林化を防ぐための野焼きが行われ,この地域の風物詩となっている。三俣山向こうの坊ガツルとともに2005年11月,ラムサール条約登録湿地となる。
→関連項目阿蘇くじゅう国立公園九重[町]竹田[市]ラムサール条約

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