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タロン Talon, Jean-Baptiste

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タロン
Talon, Jean-Baptiste

[生]1625? シャロンシュルマルヌ
[没]1694.11.24. パリ
フランスの植民地行政官。ニューフランス初代地方長官 (在任 1665~68,70~72) 。 28歳で軍人となり,フランスの海外領土地方長官をいくつか経たのち,1665年ニューフランスの初代地方長官に就任。当時のフランス国王ルイ 14世と蔵相 J.コルベール植民地の経済的自立を望み,タロンにその大役をまかせた。彼は積極的にフランス人の北アメリカ移住を促進し,毛皮交易に依存していた植民地の経済を多角化して工業を興そうと尽力,ニューフランスの人口は増加し,その後のたび重なるイギリスからの攻撃に耐える経済力をそなえた植民地となった。フランスに帰国後,国王の私設秘書官などをつとめた。

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世界大百科事典 第2版の解説

タロン【Jean Baptiste Talon】

1625?‐94
北アメリカのニューフランス植民地監督官(1665‐68,70‐72)。フランスのシャンパーニュ地方に生まれ,若くして役人となる。ニューフランス植民地駐在は短かったが,移民を奨励して植民地人口の増加をはかり,商業,工業に力を注いでニューフランスの経済的基盤を整備したことで知られる。植民地で初めて船が造られ,醸造がなされたのもタロンの在任中であった。帰任後も宮廷で役人生活を続け,パリで死去。【大原 祐子】

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世界大百科事典内のタロンの言及

【ニューフランス】より

…そこで第3期には,フランス蔵相コルベールの指揮の下に植民地はフランス国王の直轄するところとなり,総督,地方長官,司教の形成する地方政府の樹立とフランス正規軍の派遣が行われた。この第3期では,フロンテナク総督(1672‐82,1689‐98),J.B.タロン地方長官(1665‐68,1669‐72),F.ラバル司教(1659‐1688)らが実権を握った17世紀後半が最盛期とされる。しかしタロンによる工業振興は成功をみず,ニューフランスの経済的基盤は一貫して毛皮取引であった。…

※「タロン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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