タロ

デジタル大辞泉プラス 「タロ」の解説

タロ〔実在動物〕

1956年、南極地域観測隊、第1次越冬隊とともに南極に同行した樺太犬オス。第2次越冬隊が越冬できずに帰国したため、合わせて15頭の犬だけが昭和基地に取り残された。一年後に兄弟の「ジロ」とともに生存確認日本中話題となった。その後1961年に帰国。1970年死亡。

タロ〔自動車〕

ドイツフォルクスワーゲンが1989年から1996年まで製造、販売していた乗用車。2ドアのピックアップトラックトヨタ自動車ハイラックスベースとする。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のタロの言及

【タロイモ】より

…太平洋のポリネシア地域では,主食として栽培しているサトイモや,それに類似のサトイモ科植物をタロと一般的に呼んでいる。それからサトイモ類を英語でtaroと呼ぶようになり,さらにその呼び方が日本にもち込まれ,〈タロイモ〉という総称名が,南方系の栽培サトイモ類に使用されるようになった。…

【ホーライ】より

…単数ではホーラHōraといい,英語hour(〈時間〉)の語源。ヘシオドスの《神統記》によれば,ゼウスとテミス(〈掟〉)を両親とするエウノミアEunomia(〈秩序〉),ディケDikē(〈正義〉),エイレネEirēnē(〈平和〉)の3女神とされるが,一般には季節の移り変りとともに訪れて,植物を生長させ,花を咲かせる女神たちと考えられ,アッティカ地方ではアウクソAuxō(〈成長〉),タロThallō(〈花盛り〉),カルポKarpō(〈実り〉)と呼ばれた。その後ヘレニズム時代になると,春夏秋冬の四季(もともと一年は春夏冬の三季に分けられたが,前5世紀中ごろより〈秋〉の語が使われ出す)そのものもホーライと呼ばれるようになり,美術作品ではそれぞれの季節を象徴する持物とともに表現された。…

※「タロ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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