ダウハー(英語表記)Daucher, Hans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダウハー」の意味・わかりやすい解説

ダウハー
Daucher, Hans

[生]1485頃.ウルム
[没]1538. シュツットガルト
ドイツ彫刻家 A.ダウハーの子。若い頃伯父 G.エアハルト弟子としてアウクスブルク制作,後年ウィーンやシュツットガルトにおもむき,同地で制作した。ドイツ・ルネサンス様式のすぐれたミニアチュール彫刻家の一人作品フッガー家祭壇 (1517~18,アウクスブルク) や小浮彫,メダイヨンなど。

ダウハー
Daucher, Adolf

[生]1460/1465. ウルム
[没]1523/1524. アウクスブルク
ドイツの彫刻家。 1491年アウクスブルクにおもむく。フッガー家の礼拝堂の彫刻 (1509~12) ならびにアンナベルクのザンクト・アンナ聖堂の大理石の祭壇 (21) の作者。ドイツにおける後期ゴシック的イタリア・ルネサンス彫刻の代表者の一人。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android