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ダガン

百科事典マイペディアの解説

ダガン

ダゴンDagonとも。古代のシリア,パレスティナバアル神とともに広く信仰された神。本来は穀物神。ペリシテ人は半人半魚の形で崇拝した。ガザのダガン神殿で士師サムソンが殺された。
→関連項目人魚

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世界大百科事典 第2版の解説

ダガン【Dagan】

セム人の神。ヘブライ語ではダゴンDagon。元来はアモリ人の穀物神であったが,メソポタミア各地において礼拝され,ユーフラテス川中流域のマリがその中心地の一つであった。ダガンはウガリトやフェニキア,パレスティナにも広まったが,同様の豊穣の機能をもつカナン人のバアル神に押された。パレスティナ西海岸のペリシテ人にはダガンが重要な神であったことが旧約聖書から知られる(《サムエル記》上5,《士師記》16)。【並木 浩一】

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世界大百科事典内のダガンの言及

【人魚】より

…まずバビロニアではオアンネスOannesという海神が崇拝されており,下半身が魚の男性像として彫刻に残されている(前8世紀,コルサバード出土)。これはさらにペリシテ人に受け継がれ半人半魚の主神ダガンになった。またシリアの月神アタルガティスAtargatis(またはデルケトDerketō)は魚の鰭(ひれ)を持つ女の姿で表されることがある。…

※「ダガン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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