ダヴィデ(その他表記)Dāwīd[ヘブライ],David[英]

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ダヴィデ」の解説

ダヴィデ
Dāwīd[ヘブライ],David[英]

(在位前1010頃~前970頃)

古代イスラエル王国の王。牧童詩人歌手,傭兵隊長,サウル部将,ついで叛いてペリシテ人降り最後に自立してサウルの死後王位を継ぐ。イェルサレムを都として王国基礎を固めた。後世理想の王と称えられ,旧約聖書の「詩編」はその作とされる。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「ダヴィデ」の解説

ダヴィデ
Dawid (ヘブライ)
David (イギリス)

生没年不詳
ヘブライ王国の第2代の王(在位前1000 (ごろ) 〜前970 (ごろ) )
初代サウル王のあとを継ぎ,近隣諸国を征服してイェルサレムを都とした。子のソロモンとともに王国の全盛期を現出した。イエスの母マリアの夫であるヨゼフの祖先といわれ,またイスラエルの理想の王とされる。

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