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チェチェン共和国 チェチェンChechnya

翻訳|Chechnya

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チェチェン〔共和国〕
チェチェン
Chechnya

ロシア連邦南西部,北カフカスにあるロシア連邦の共和国。首都グロズヌイ。南東をダゲスタン共和国,南西をジョージアグルジア)と接する。南部は大カフカス山脈中部北斜面,中部はテレク川とその支流スンジャ川が東流する丘陵地帯で,北部はノガイステップに入り,北から半砂漠,ステップ,森林ステップ,山地森林の各地帯に分かれる。北カフカス諸言語の東方語派に属する言語をもち,イスラム教徒の多いチェチェン人が人口の約 60%を占める。 1922年設立のチェチェン自治州と 1924年設立のイングーシ自治州が 1934年合併,1936年チェチェンイングーシ自治共和国となったのち,第2次世界大戦中の 1944年ドイツ軍に協力したという理由で廃国となったが,1957年復活。 1991年ソビエト連邦からの一方的分離独立を宣言,1992年西部のイングーシと分離してチェチェン共和国となる。 1994年独立を認めないロシアの侵攻を受け,1997年平和条約を締結したが,1999年再び侵攻を受けた (→チェチェン紛争 ) 。 2003年ロシア連邦残留と自治権の拡大を定める新憲法を国民投票で採択した。石油産地で,石油採取・精製業が発達し,カスピ海,黒海にパイプラインが延びる。ほかに機械 (電機,石油・化学工業用機械) ,木材加工,食品 (ワイン,果実・野菜缶詰) などの工業がある。農業ではスンジャ川,テレク川などの河川を利用する灌漑農業が発達し,ブドウその他の果樹,コムギテンサイヒマワリ,野菜などが栽培され,北部ではヒツジの放牧が盛んである。ロストフナドヌーアゼルバイジャンの首都バクーを結ぶ幹線鉄道,グロズヌイを中心として放射状に延びるハイウェーが主要交通路である。面積1万 5700km2。人口 110万 3000 (2002) 。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

チェチェン共和国

人口約120万人。面積は四国ほど。19世紀にロシア帝国に併合され、ソ連末期の91年に独立を宣言。新生ロシアのエリツィン政権が独立阻止に動き、独立闘争にイスラム武装勢力入り込み、ロシア軍との2度の戦争は泥沼化した。その後、プーチン政権の後ろ盾でカドイロフ親子がチェチェンを統治。4年前に就任した息子の現首長は今月5日、2期目の任期に入った。

(2011-04-14 朝日新聞 朝刊 2外報)

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