ツェツェルレグ(読み)つぇつぇるれぐ(英語表記)Tsetserleg

デジタル大辞泉 「ツェツェルレグ」の意味・読み・例文・類語

ツェツェルレグ(Tsetserleg/Цэцэрлэг)

モンゴル中央部の都市。アルハンガイ県の県都ハンガイ山脈北東麓、オルホン川支流ウルトタミル川沿いに位置する。16世紀末に建てられたチベット仏教寺院(現在は県立博物館)を中心発展モンゴル語で「庭園」を意味する。ボルガン山という岩山森林があり、風光明媚な町として知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツェツェルレグ」の意味・わかりやすい解説

ツェツェルレグ
つぇつぇるれぐ
Tsetserleg

モンゴル中部、アルハンガイ県の県都。オルホン川の支流ウルト・タミル川北岸の標高1695メートルに位置する。人口1万8519(2000)。1586年にチベット仏教(ラマ教)寺院であるザヤ廟(びょう)が建設されたのが町の起源で、以来宗都都市として発展した。今日ではアルハンガイ県の行政経済教育文化中心地である。

[吉田順一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツェツェルレグ」の意味・わかりやすい解説

ツェツェルレグ
Tsetserleg

モンゴル中部,アルハンガイ州の州都。ハンガイ山脈の北東斜面,オルホン川の支流の谷にある。 1580年に建造されたチベット仏教寺院を中心に形成され,1921年の革命まではサインノヨン・ハン部の中心地であった。建設,建材食品などの工業が発達している。ウラーンバートル航空路,自動車道で結ばれる。人口 2000 (1989推計) 。

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