テレグラフ（その他表記）telegraph

デジタル大辞泉

テレグラフ（telegraph）

１ 電信。電信機。
２ 電報。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

テレグラフ

1. 〘 名詞 〙 ( [英語] telegraph [オランダ語] telegraaf )[ 異表記 ] テリガラフ・テレガラフ・テレガラーフ
2. ① 電信。電信機。
   1. [初出の実例]「此住人はテレガラフ〈伝信器と訳する仕掛也〉を家業とす」(出典：漂流記（1863）)
3. ② 電報。

テレグラフの語誌

訳語としては、当初「伝信機」が使われたが、やがて「電信機」「電信局」「電信線」「電報」などの訳語に分化し、定着していった。

出典　精選版 日本国語大辞典

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

テレグラフ
telegraph

電信機，電信，電報，信号機をさすが，船舶用語としては，「船内信号器」をさす。船の船橋 (操舵室) と機関室または船首・船尾楼などの間で，操舵関係の命令や連絡の通信伝達に使う装置で，発信器と受信器がある。ともに円形や扇形の文字板に，連絡事項を記入した区画がある。発信器のハンドルを動かして命令 (連絡) 事項を示すと，受信器の指針も同事項の区画に動き，同時にベルが鳴ったり，文字板にライトがついて注意を喚起する。受信側でも，同事項にハンドルを回すと，これが送信器に伝わり伝達の確認ができるようになっている。伝達機構には，発・受信器の歯車を連動するため，鎖と鋼線を使った機械式と，セルシン・モータを用いた電気式とがある。形はスタンド式と壁掛け式があり，用途によって多くの種類がある。

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