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デ・シーカ Vittorio De Sica

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世界大百科事典 第2版の解説

デ・シーカ【Vittorio De Sica】

1901‐74
イタリア映画監督第2次世界大戦後,《靴みがき》(1947),《自転車泥棒》(1948)の2作でロベルトロッセリーニと並ぶ〈ネオレアリズモ〉の最大の監督となった。《子供たちは見ている》(1942)から《ミラノの奇蹟》(1950),《ウンベルト・D》(1952),《終着駅》(1953),《ふたりの女》(1960)等々に至る代表作のすべてが脚本家のチェーザレ・サバティーニコンビを組んだもので,サバティーニの主張した〈日常性のネオレアリズモ〉はむしろデ・シーカとの共同作業によって形成されていったものとみなすことができる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典内のデ・シーカの言及

【自転車泥棒】より

…1948年製作のイタリア映画。〈日常性のネオレアリズモ〉を主張した脚本家チェーザレ・ザバッティーニとビットリオ・デ・シーカ監督のコンビの最高傑作とうたわれる名作。失業という終戦直後の社会的現実を反映したテーマ以上に,ひとりの男が盗まれた自転車を捜し求めて24時間の間都会の中をさまよい歩く姿をドキュメンタリーのようにとらえてみせたその〈リアリズム〉が,映画の〈物語性〉〈ドラマ性〉を剝奪することによって〈シネマトゥルギー〉を変革したといわれ,その後数え切れないほどの模倣作品を生んだという意味でも世界中にもっとも大きな影響を与え,戦後の映画史を形成する最初のもっとも重要な作品となった。…

【ネオレアリズモ】より


[誕生と発展]
 戦後のイタリアでは,ナチス・ドイツ軍の過酷な弾圧に対する抵抗運動や貧困と生活苦などをテーマにした数々のイタリア映画の傑作が生まれた。ロベルト・ロッセリーニ監督《無防備都市》(1945),《戦火のかなた》(1946),ビットリオ・デ・シーカ監督《靴みがき》(1947),《自転車泥棒》(1948),ルキノ・ビスコンティ監督《揺れる大地》(1948),等々である。これらの作品に共通する現実告発の厳しい態度ときわめてドキュメンタリー的な撮影方法,主人公は貧しく,主としてしろうとを使い,ロケを主体とする現場主義,即興的演出(同時録音はせずに,せりふもすべてアフレコだった),生きたスラングや方言の採用,さらにクローズアップを少なく,ロング・ショットを多用したこと等々に対して,人々は新しいリアリズムの誕生という意味で〈ネオレアリズモ〉と呼んだ。…

※「デ・シーカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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