トゥトアンクアメン(その他表記)Tutankhamen

翻訳|Tutankhamen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥトアンクアメン」の意味・わかりやすい解説

トゥトアンクアメン
Tutankhamen

[生]前1370頃
[没]前1352
古代エジプト第 18王朝 12代目の王 (在位前 1361~前 1352) で,ツタンカーメンとも呼ばれる。アメンホテプ3世末子であったとも,イクナートンの子ともいわれるが,出自は不明。イクナートンの3女と結婚。最初アケタートンにとどまりアトン神を崇拝したが,アモン神官に動かされてテーベに移りアモン信仰を国教として復興させ,みずからトゥトアンクアトンからトゥトアンクアメンと改名。宰相アイと将軍ホレムヘブに補佐されて政治を行ない,シリアに遠征したが,わずか 18歳で夭逝した。王の墓は「王陵の谷」においてイギリスの考古学者 H.カーターカーナーボン卿により,1922年にほとんど完全な状態で発見され,王の墓の中にあった黄金の人型棺をはじめとする輝かしい副葬品は世界の注目を集めた。 (→トゥトアンクアメンの墓 )  

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「トゥトアンクアメン」の解説

トゥトアンクアメン

ツタンカーメン

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世界大百科事典(旧版)内のトゥトアンクアメンの言及

【ツタンカーメン】より

…在位,前1347ころ‐前1338年ころ。トゥトアンクアメ(モ)ンとも表記され,信仰復興王と呼ばれる。誕生名はツタンカーテン(トゥトアンクアテン)で,おそらく王族の出身だが,両親の名は不明である。…

※「トゥトアンクアメン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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