ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゲワレカラ」の意味・わかりやすい解説 トゲワレカラCaprella scaura 軟甲綱端脚目ワレカラ科。体長 2cm内外。各地の潮間帯に最も普通に見られるワレカラ。頭部背面に頭棘をもち,鰓嚢は楕円形。近縁種のクビナガワレカラ C. equilibra は体長 1cm内外で,頭棘はなく,鰓嚢は細いが先太り。マルエラワレカラ C. penantis は頭棘をもち,鰓嚢がほぼ円形。いずれも世界的な分布を示し,潮間帯から浅海の海藻などに群がる。魚類の天然餌料となる。(→甲殻類,節足動物,端脚類,軟甲類) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by