すべて 

トリエント教会会議(その他表記)Trient

山川 世界史小辞典 改訂新版 「トリエント教会会議」の解説

トリエント教会会議(トリエントきょうかいかいぎ)
Trient

1545年から18年間,南ティロルのトリエントで開かれた教会会議当初の目的は新旧両教会の調停にあったが,プロテスタント側が出席を拒んだため,実際は一方的に反宗教改革的立場よりする,カトリック教義の確定の場となった。原罪義認に関しては自由意志功績の有効性が明示され,サクラメントについては旧来慣行を再確認した。とりわけ聖書と並んで伝承が教義の基礎たるべきこと,聖書解釈権は教会当局のみに存することが決議されたことは,将来起こりうる教会内的批判を予防したものとして重要。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む