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トリハロメタン trihalomethane

百科事典マイペディアの解説

トリハロメタン

浄水場で消毒・殺菌に用いる塩素がフミン質などの有機物質と化合して生成される有機塩素化合物の一部。クロロホルム,ブロモジクロロメタン,ジブロモクロロメタンおよびブロモホルムの4種からなり,これらを全部一緒にして総トリハロメタンという。
→関連項目有機塩素化合物

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栄養・生化学辞典の解説

トリハロメタン

 水道水の処理に使用される塩素が原水内の有機物質と反応して生成するハロゲン化合物.クロロホルム,ブロモジクロロメタン,ジブロモクロロメタン,ブロモホルムの総称.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

トリハロメタン【trihalomethane】

水道水の塩素消毒などによって生じる一群の有機ハロゲン化合物。分子中に塩素あるいは臭素もしくはその両者の原子をあわせて三個含む。代表的なものであるクロロホルム CHCl3 には発癌性の報告がある。 THM 。

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世界大百科事典内のトリハロメタンの言及

【上水道】より

…塩素は水中の炭化水素と塩素化反応を起こして種々の有機ハロゲン化合物(TOX)を生成する。トリハロメタン(水素原子3個が塩素などハロゲンと置換したメタンで,クロロホルムなど)はその代表群である。その物質の人体への有害性(発癌性,突然変異性)が疑われていることから,これらの生成の機構を明らかにし,生成を阻止,または生成物を除去する研究が1970年代後半から世界中で高まり,現在では,(a)浄水過程でアンモニア性窒素の酸化,有機物の酸化,殺藻などのため大量の塩素を用いてきたことを改め,塩素によらないでこれらを除去する方法を開発する,(b)塩素は殺菌,もしくは殺菌力持続の目的に限定して用い,必要最小限の量を,浮遊物質と溶存有機物が凝集,吸着などで十分に除去された後の水に加える,(c)酸化力(殺菌力)はもつが塩素化力は弱く,かつ持続効果のある殺菌剤(二酸化塩素など)への転換の研究,(d)活性炭吸着プロセスの付加などによって相当程度克服しうるめどがついた状況にある。…

【都市衛生】より

…自動車排ガスや工場,ビル暖房,清掃工場などからの排煙による大気汚染は,強化されつつある規制や技術的進歩にもかかわらず,まだ根本的な解決に至っていない。水道(上水道)原水の劣化に伴う浄水処理での塩素添加量の増大はトリハロメタン(発癌性が疑われている有機塩素化合物)の増加を結果として伴い,水道水の安全性確保のためには水域の汚染防止がより強く進められなければならないことを示している。交通騒音,近隣騒音は今なお深刻な問題として残っている。…

※「トリハロメタン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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