化学辞典 第2版 「ブロモホルム」の解説
ブロモホルム
ブロモホルム
bromoform
CHBr3(252.73).トリブロモメタン(tribromomethane)ともいう.アセトンまたはエチルアルコールに次亜臭素酸塩を作用させるか,クロロホルムと臭化アルミニウムからつくる.無色の液体.融点7.8 ℃,沸点149.5 ℃.2.89.1.6005.エタノールなど有機溶媒に可溶,水に不溶.空気や光により徐々に分解して黄色になるので,冷暗所に密閉して貯蔵する.鉱物の浮遊試験(重液)や吸収麻酔薬に使われる.[CAS 75-25-2]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報