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トワルドーフスキー

百科事典マイペディアの解説

トワルドーフスキー

ロシア(ソ連)の詩人。スモレンスク州鍛冶屋の子。農業集団化をテーマにした叙事詩《ムラビア国》(1936年)で注目され,第2次大戦中に,一兵士を主人公にした連作詩《ワシーリー・チョールキン》(1941年―1945年)で国民的な人気を得た。

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世界大百科事典 第2版の解説

トワルドーフスキー【Aleksandr Trifonovich Tvardovskii】

1910‐71
ソ連邦の詩人,編集者。スモレンスク州ザゴーリエの鍛冶屋の息子。モスクワ哲学・文学・歴史大学卒業。1924年から郷里で新聞記者となる。30年代から詩作を発表,36年農業集団化運動の中で〈コルホーズのない国〉を求めてさまよう農民を主人公にした叙事詩《ムラビア国》(1936年刊。41年国家賞受賞)が注目される。ソ・フィン戦争,第2次世界大戦の従軍体験にもとづく連作叙事詩《ワシーリー・チョールキン》(1941‐45)は,生命力にあふれる素朴なロシアの一兵士を主人公に,民衆的なユーモアとペーソスを歌いあげた傑作で,圧倒的な人気を博し,亡命中のブーニンまでをも賛嘆させた。

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