ナサーイー(英語表記)al-Nasā `ī, Abū `Abd al-Raḥmān `Āḥmad ibn Shu `ayb

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ナサーイー」の解説

ナサーイー
al-Nasā `ī, Abū `Abd al-Raḥmān `Āḥmad ibn Shu `ayb

[生]?
[]915
イスラムのハディース (伝承) 学者。6つの公認伝承集のうちの一つ『伝承集』 Sunanの著者。アリー家に好意を寄せ,反ウマイヤ朝の感情をもっていたために,ダマスカスあるいはラムラ迫害を受けて没し,メッカに葬られた。

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世界大百科事典 第2版「ナサーイー」の解説

ナサーイー【al‐Nasā‘ī】

830‐915
ハディース六書の一つ《スナンの書Sunan al‐Nasā‘ī》(別名《al‐Mujtaba》)を著したハディース学者。各地を旅行して伝承収集に努めた。晩年ダマスクスに居住したが,反ウマイヤ朝の弄言が災いして民衆の殴打を受けるはめとなり,重傷のままメッカに運ばれ死去したといわれる。51部門に及ぶ彼のスナン集には,イバーダート(神への奉仕)の事項が多いが,終末観や教友伝のたぐいは採録されていない。【磯崎 定基】

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