ナショナル(その他表記)national

翻訳|national

デジタル大辞泉 「ナショナル」の意味・読み・例文・類語

ナショナル(national)

[形動]
国家的・国民的であるさま。また、全国的な規模であるさま。「ナショナル連帯意識」「ナショナルネットワーク」
多く複合語の形で用い、国立の、国有の、の意を表す。「ナショナルパーク」
[類語]国民的全国的民族的

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精選版 日本国語大辞典 「ナショナル」の意味・読み・例文・類語

ナショナル

  1. ( [英語] national )
  2. [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 国民的。民族的。国家的。また、国立であること。
    1. [初出の実例]「普通鉄道はナショナル、市内鉄道はミューニシパルと根本の道理は大躰定まっておる」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉鉄道国有)
  3. [ 2 ] 旧制中学校の英語の教科書「ニューナショナルリーダー(New National Reader)」の略。
    1. [初出の実例]「『ナショナル』の『フォース』に列国史に」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナショナル」の意味・わかりやすい解説

ナショナル
Le National

1830年1月3日 L.-A.ティエール,F.ミニェ,N.カレルらによって創刊されたフランス自由主義的な政治新聞。同年7月の国王シャルル 10世の「七月勅令」に公然たる反抗を訴え,七月革命導火線となった。七月王政期には反政府機関紙となり,48年の二月革命にブルジョア共和派の機関紙として主要な役割を果したが,ルイ・ナポレオン (ナポレオン3世) のクーデター以後は発行中止を命じられた。

ナショナル

「パナソニック」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のナショナルの言及

【ティエール】より

…彼ははじめ王政復古期(1814‐30)のフランスで極右王党派と対立する自由派の代議士や銀行家のラフィットなどと親密となった。1824年から27年にかけて《フランス革命史Histoire de la Révolution》全10巻を書き,その自由派の立場に立った文筆の才で名声を得,30年1月にミニエーとともに新聞《ナシヨナル》を創刊した。7月にシャルル10世が勅令を発布すると,《ナシヨナル》の編集室には43人のジャーナリストらが集まるが,ティエールはその中心になって,この七月勅令に対する共同抗議文を起草した。…

【松下幸之助】より

…同社は23年発売の自転車用ランプの成功,また31年のラジオ生産開始で発展,総合電機メーカーとしての地位を確立,35年松下電器産業に改組した(彼は社長に就任)。第2次大戦中は無線用真空管から航空機にいたるまで軍需品を生産,戦後は家庭電化ブームに乗って優れた家電製品をつぎつぎに開発,大量生産・大量販売を進めるとともに輸出販売網を拡充し,〈ナショナル〉のブランド名は世界的になった。松下幸之助は,61年同社会長に就任,73年相談役に退いたが,以後も松下電器グループの総帥として隠然たる力をもち,国土大改造を提案するなどした。…

※「ナショナル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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