ナスカの地上絵(読み)ナスカノチジョウエ

デジタル大辞泉 「ナスカの地上絵」の意味・読み・例文・類語

ナスカ‐の‐ちじょうえ〔‐チジヤウヱ〕【ナスカの地上絵】

地上絵

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共同通信ニュース用語解説 「ナスカの地上絵」の解説

ナスカの地上絵

ペルー南部ナスカの砂漠台地に描かれた数々の線画。2千点以上が確認されており、鳥やサルクモなどの生き物ほか、渦巻きや三角形幾何学模様で知られる。1994年に世界遺産に登録された。中には長さ約300メートルの巨大な絵もあり、全景上空からでないと鑑賞できない。描かれた目的はよく分かっておらず、神への雨乞いのためという説が有力で、天文暦との関係を指摘する説などもある。近郊パルパにも地上絵がある。

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世界の観光地名がわかる事典 「ナスカの地上絵」の解説

ナスカのちじょうえ【ナスカの地上絵】

ペルーの首都リマの南に位置する都市イカにある、謎の地上絵。同国南部の乾燥地帯に果てしなく続く描かれた地上絵で、紀元後約800年にわたって栄えたナスカ文化時代に描かれている。1993年、アメリカ人のコソック博士が飛行中に発見したこれらの絵は、直線幾何学(きかがく)図形動物、魚、虫、植物などさまざまである。巨大な絵を残した理由は、いまだ解明されていない。ナスカ文化はこの地上絵に見られるように、高度な技術と豊かな絵心を持った人たちが数多く存在したと推測できる。

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世界遺産情報 「ナスカの地上絵」の解説

ナスカの地上絵

ペルーのナスカ川とインヘニヨ川に囲まれた、乾燥した高原の地表面に描かれた地上絵。紀元前2世紀から6世紀の間にナスカ文化の人々が描いたと考えられています。小さいものは20mから、大きいものは300mもあり、人間・ハチドリ・猿・蜘蛛など大小様々な絵や、数キロにも及ぶ巨大な直線や幾何学的な模様も描かれています。絵が描かれた目的は、「天文観測のカレンダー説」や「宇宙人の落書き説」などがあげられていますが、今でも謎に包まれています。1994年、世界文化遺産に登録されました。

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