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ナミノハナ

3件 の用語解説(ナミノハナの意味・用語解説を検索)

海藻海草標本図鑑の解説

ナミノハナ

からだは平たく,やや厚みがあり,羽状で互生に分枝する。枝のへりはノコギリのようにギザギザとなり,頂端は一方の面にゆるく曲がる。生体は松ヤニのよう なツンとする刺激臭がある(新品の合成ゴム製品の臭いにも似る?)。成熟すると丸い白みがかった生殖器官が体の両面にできる。髄層は無色の大形の細胞で表 面にむかい小さい細胞となる。皮層は小形の細胞が並び,腺細胞が散在する。手触りは弾力がある。生体は紅色〜オレンジがかった紅色。押し葉標本は台紙につ く。

出典|千葉大学海洋バイオシステム研究センター銚子実験場「海藻海草標本図鑑」
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世界大百科事典 第2版の解説

ナミノハナ【Iso flosmaris】

スズキ目ナミノハナ科の海産魚。この科はボラやカマスに近縁で,世界中の温帯・熱帯水域から約150種が知られている。ナミノハナは本州中部以南の太平洋岸,ことに房総半島や三浦三崎周辺に多く,潮だまりでふつうに見られる。体は著しく薄く,かつ,左右が平らで,腹面は肉質の隆起縁となる。胸びれが非常に高い位置につくことも目だった特徴。吻端(ふんたん)は丸く,頭部付近にはうろこがない。体色はほぼ透明であるが,体側の中央を幅広い1銀白色帯が走り,尾びれにも数条の横列斑点がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナミノハナ
なみのはな / 波之華
surf sardine
[学]Iso flosmaris

硬骨魚綱トウゴロウイワシ目ナミノハナ科に属する海水魚。新潟県以南の日本海沿岸、千葉県以南の太平洋沿岸、台湾、香港(ホンコン)などに分布する。体は小さく、著しく側扁(そくへん)する。頭は丸くて短く、体は腹びれの基底部付近でもっとも高く、尾柄(びへい)部に向かって急に低くなるユニークな体形をしている。腹びれ基底から臀(しり)びれ起部の間の腹部に肉質の隆起縁がある。第1背びれは小さく、体のほぼ中央に位置し、弱い3~4本の棘(とげ)からなる。頭部と胸部の無鱗(りん)域を除いて、小円鱗で覆われる。体は銀色がかった透明で、中央部を幅広い銀白色帯が走り、尾びれ基底の小円斑(はん)で終わる。体長は5センチメートルほどにしかならない。波が強く当たる岩礁性の海岸にすむ。[尼岡邦夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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