ナレッジマネジメント(読み)なれっじまねじめんと(英語表記)knowledge management

図書館情報学用語辞典 第5版 「ナレッジマネジメント」の解説

ナレッジマネジメント

人間の頭の中に存在する知識,知恵,ノウハウ情報などの暗黙知を,組織として共有できる形式知として集結し,新しい情報技術を導入して組織内ではいつでもどこからでも誰でもがすばやく必要な情報を取り出して活用できる状態にすること,およびその仕組みを作ること.これによって,暗黙知から形式知,さらにまた暗黙知へとスパイラル状に新しい知識の共有・創造が実現し,その結果,組織は効率を高めるとともに,新たな価値を作り出すことができる.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

知恵蔵 「ナレッジマネジメント」の解説

ナレッジマネジメント

ヒト、カネ、モノ、情報の4つを経営資源という。このうち知識を含む情報資源は同時多重利用可能という性格を持つ。また、他の資源をいかに効果的に活用できるかも情報資源の活用次第である。この知識は形式知(言葉数式などで表せる客観的な知識)と暗黙知(言葉や数式などでは表せない主観的な知識)、あるいは組織知と個人知に分けられるが、暗黙知や個人知を集約し、形式知や組織知に転換・拡大していくことで、価値創出力を引き上げていこうとするのがナレッジマネジメントである。

(高橋宏幸 中央大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

人事労務用語辞典 「ナレッジマネジメント」の解説

ナレッジマネジメント

企業の知識資産を全社的に管理・共有し、新たな意思決定行動に生かす経営手法のことで、「知識管理」「知識経営」とも訳されます。社内外の情報や社員の経験・ノウハウなどを集積、共有化し、新しい知識の創造を促します。
(2008/3/17掲載)

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

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